このレビューはネタバレを含みます
私は本作の舞台、霞ヶ丘団地隣の大京町に長年住んでおり、知人も多く、どれもこれも馴染みの景色で、プライベートムービーのようであった。
ただしこうやってレビューを書く場合、そこが客観的な視点になりにく…
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この映画の存在を知ってから20時間も経たない頃に、タイミングが合ったので鑑賞。
2010年代の東京のど真ん中に、まだこんなコミュニティが存在していたのかと驚いたし、約40年も東京に住んでいてその存…
大きいものに抗えないままならなさ
「どうしようもない」が本当にどうしようもなくて寂しかったし悲しかった
基本的に感傷的な演出もなく、淡々とした印象を受けたけど、最後に少しだけ、大きなものに対する反…
誰にとっても、なんらかの形でオリンピックは日常生活に入り込んできたと思う。彼らにとってそれは立ち退きだった。それを映したドキュメンタリー。公式オリンピック映画の公開に合わせて再上映しているらしい。
…
先週、今作の存在を知って、急遽時間を作って観に行きました。
公式オリンピック記録映画にぶつけて、再上映されたことに深い信念を感じました。
1964年のオリンピック開発の一環で建築された都営霞ヶ丘…
ナレーションも無く淡々と霞ヶ丘団地の住民の生活を切り取っているだけではあるのだが、TOKYO2020に向け強制的に整理され排除されて行く弱者の姿が不憫。
うちの場合は霞ヶ丘ではないけれど、母が都営…
発展のための犠牲となる生活(と記憶)の記録。集会所で映された8mmの希望あふれる完成直後のアパートが切ない。大会の是非は問うてないが、(一方的だけど)都の対応の是非は問うている。結局中途半端に開催さ…
>>続きを読むドキュメンタリーというよりは、記録映画に近い作品で、東京オリンピックの開催によって日常を奪われてしまった人々の「生活」、生きた痕跡そのもののようなものに目を向けているような印象を受けた。
だからそ…
1964年の東京オリンピックの開発の一環で建設された霞ヶ丘アパート。
みすぼらしいという理由で2020年の東京オリンピックの為に解体されることに。
高齢者の一人暮らしが多く、移転を強いられる方の中…
©Shinya Aoyama