裁かるゝジャンヌの作品情報・感想・評価

裁かるゝジャンヌ1928年製作の映画)

LA PASSION DE JEANNE D'ARC

上映日:1929年10月25日

製作国:

上映時間:97分

ジャンル:

4.1

あらすじ

『裁かるゝジャンヌ』に投稿された感想・評価

100年近く前の白黒でサイレント映画の作品だけど、いまみても意外と古臭い感じがそんなにしない それにしてもたかだか宗教の違いで19の女子を大人が寄ってたかって言いくるめて、しまいには火炙りにして殺す…

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ゴダールの「映画史」から永遠と突きつけられている問い、映画の芸術的可能性とは、物語ながらも言語という制度に対抗しうる可能性というただそこにしかない。

ブレッソンが批判したような表現主義的な方法、あ…

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人間
4.5

聖性、英雄性を剥ぎ取ったジャンヌ・ダルクを撮った今作はかなり圧迫感のあるものだった。ほぼ全てがクロースアップで撮られる。司祭たちからはありのままの姿ではなく、絶えず目配せをし、まるで仮面を被っている…

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anna
4.5
このレビューはネタバレを含みます

顔、顔、顔、思惑、の連続。
美しすぎる無駄のないセット。
上から、下からのカメラワーク。
見上げる、見下ろす。
大衆が走るシーン。
そしてなにより、最後の火刑台のシーン。

彼女を見つめる大衆(=自…

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4.0

こりゃあ凄い

良いショットのみで構成されている。

シュルレアリスム的のっぺり感がある不思議な画づくりの中で、人の顔面ドアップが生々しく迫る。

基本的に固定で撮られているが(横移動はあれど)、ゆ…

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Juzo
4.9

これまでに作られたジャンヌ・ダルク映画の中でも、最も抽象的かつ純粋な映画表現の結晶。
カメラはジャンヌの運命を語るのではなく、その苦悶と信仰が凝縮された顔そのものを通じて、私たちに沈黙と衝撃を突きつ…

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3.7

審問官とのやり取りを観ているうちは、私にとっては持ち帰れるものが少ない映画かもな…なんて思っていました。が、自分を縛るための縄を自分で拾うところや、民衆が騒ぎ出すあたりでふと思いました。これは内村鑑…

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顔と顔。顔のクローズアップが大半を占める。首の傾いたジャンヌ・ダルク。

映画は改めて白黒スタンダードであるとしみじみ感じた。

顔のアップショットの連続。人の顔が表情が眼が何よりもものを語るというのがよく分かる。さらに肌の色といった要素を無くし、白と黒、その間の灰色も含…

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迫力がすごい!惹きつけられる!
寝たとかじゃなく、もう一回観たい!

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