【第74回カンヌ映画祭 グランプリ】
『別離』『セールスマン』のアスガー・ファルハディ監督作品。第94回アカデミー賞イラン代表にもなった。
この際盗作疑惑については一旦置いておくとして、映画作品と…
【真実は背負っている命で書き換えられる】
第74回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したものの、盗作疑惑で騒動となっているアスガー・ファルハディ。内容が、あるきっかけで英雄からペテン師に堕ちていく男…
この映画を観て突きつけられたのが、現代は善行に対して異様なまでの「完璧さ」を求める時代なんだということだった。
主人公のラヒムは決して完璧な善人とはいえない。親族とは大きなトラブルを抱えてるし、拾…
SNSで広がる噂や嘘。でも実際に人がスマホを使っているところはほとんど描かれなかった気がする。
監督の初期作から比べれたら時代も進んですごく現代的になったけど、根本のハッピーエンドにはならないところ…
記録用
アスガー・ファラディ監督作品。
アスガー・ファルハディ監督の配信が終わる中では一番最新の作品。
イランの社会問題を扱う作品が多いが今回の作品でイランには借金の不履行が理由で投獄されるのだと…
アスガー・ファルハディは、
なんかもう人間の良い部分も悪い部分もシュガーコーティングすることなく表すというか。
リアリティがすごいのよねどの作品も。
吃音症の息子が感じているであろうこと、置かれて…
主人公がただただ善人なのかと思いきや、普通にまあまあの嘘をついてるのがファルハディって感じだ。そうだよね、そんな簡単に気持ちよくカタルシス与えてはくれるわけはない。そのあたりの持ち味はいつも通り。な…
>>続きを読むメディアの危うさやSNSの無責任な暴力性が舞台装置でもあるのに、画面にはそれらをほとんど描写しないのが新鮮、上手い。
そういった見えない世論の怖さよりも、生身の人間の欲と良心、正義感、思惑が社会の仕…
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