山本富士子、若尾文子に野添ひとみに勝新太郎も登場のお盆映画。川口松太郎原作、脚本はいつもの白坂先生じゃなく女性ものを得意とする田中澄江。
今は花屋を営んでいる戦前旧家の没落を若い三人娘それぞれの恋模…
旧家を必死で守りながら最終的に手放してしまう執念と諦念を淡々と演じる杉村春子が素晴らしい。
姉妹の確執を山本富士子と若尾文子がそれぞれに芯が通って気品がある女性像で演じていて美しかった。
何度かある…
『美貌に罪あり』
1959(昭和34年)
大映
原作・川口松太郎
脚本・田中澄江
「温室を作って蘭で儲けるというから土地を担保に200万お貸ししたんですよ。ところがちっとも儲からないじゃありませ…
尺は短いのにこれでもかという豪華キャストであらゆる人間模様が描かれる。川口浩に好きよキスしてと言っておきながらアパートにきたら「早く帰ってね」。
わ、私もあややに振り回されたい‥。
私も親の手を払…
人は死に時代は進み、それでも生きていかねばならぬ。一人一人が自分の1番大切なものだけをギュッとするとぶつかることもあるかもしれないけれど、それでも自分の心に嘘をつかなかったことは、確かな強さへとつな…
>>続きを読むめっちゃ良かった…
時代の変化の悲哀と再生なんですけど、みんな家に集まってからの素晴らしいシークエンス…日本人でよかったと思う表現にただただ涙した。
現実を受け入れることってこんなに切なくて美しいん…