ドキュメンタリーは、テーマに関して興味や知識を持って臨まないと良さが半減する。少なくとも今回はそうであった。
この監督の前作をみていたらもっと入り込めたのか。
カオルさん? がいろいろと気になる存在…
このレビューはネタバレを含みます
自宅で作る参鶏湯スープ、大量の青森大蒜、あんなに入れるんだ。結婚の挨拶に来る娘の彼氏を出迎えるためのスープのレシピ。故郷の味で迎えるオモニの気持ちや、その手仕事の映像には、皺のような不思議な柔らかい…
>>続きを読む日本で生まれて日本で育ち
両親の故郷である済州島へ移り
また日本の大阪へ
3人の息子を北朝鮮に送り
末娘を育てながら
夫の政治活動を支える
時代に翻弄されながらも
強く生き抜いた母
…
婚約者のカオルさんが挨拶に来たところから、ずっと涙止まらなかった。
韓国の語学堂で少しだけ習った4.3事件についての映画。
事件について話した途端アルツハイマーが進行してしまい、済州島にきても何も思…
前2作鑑賞済。北朝鮮に渡った家族との連絡手段もなくなり、父も亡くなって、いよいよ撮る題材がなくなってきたかと思いきや、今作はいままであまりはっきりとスポットを当ててこなかったオモニが主人公に。そもそ…
>>続きを読む認知症で何を聞かれても反応がない母を連れて済州へ。彼女の内奥に抱えられていた経験が推し量られ行き場の無い辛さが娘の涙となり溢れてくる。
『ディア・ピョンヤン』の頃の明るく、捲し立てるように喋るオモニ…
こんなルーツの愛国もあるんだ。勉強になった。韓国の現代史、不適切な言い方をするけど興味が尽きない。旧ユーゴのような人の悲哀を感じる。それにしても、娘の旦那の、本能的に信用できない感じというか、極端に…
>>続きを読むPLACE TO BE, Yang Yonghi