スープとイデオロギーに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『スープとイデオロギー』に投稿された感想・評価

4.2

済州4.3事件のこともほとんど知らず、事件と朝鮮総連の関係も本作で初めて知った。在日コリアンと聞くとそれが現在で言う韓国籍なのか北朝鮮籍なのかよくわからないなと常々思っていたが、そう単純なものではな…

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yuna
4.4

朝鮮籍という国籍区分がある。それは、出身地域を表すための、いわば記号的・便宜的なものだ。1948年、朝鮮半島が南と北に分断され、在日コリアンは国籍の選択を迫られた。「조선(朝鮮)」という国がもはや存…

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4.5

このレビューはネタバレを含みます

良かった
済州島はなんかリゾート地的なイメージしかなくて4.3事件のことは初めて知った
北朝鮮の人達は洗脳されているとか、怖いみたいな偏見を抱えていたけど、こういう事件から南への恨みが生まれていたと…

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近くて遠い国なんだなと改めて実感
事件の事も全く知らなかった
謎解きのように前半の母の気持が分かって来る
家族ノカタチ
とてもいいドキュメンタリーでした

本人の撮影なので、やや感傷的なのは、やや残…

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前作「ディア・ピョンヤン」に続く、ヤン・ヨンヒ監督のドキュメンタリー映画。
前作が父に焦点を当てた作品だったが、今作は母。
なぜ済州島出身の母が北朝鮮の国籍をとり、3人の息子を北に送り込むほど朝鮮総…

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も
4.4

北朝鮮に送った3人の兄に何十年も仕送りをしてきた両親だが、日本で育ち、両親が亡くなったあとも生きていく監督視点では理解できない節もあったかもしれない。
これまで泣くことのなかった監督だが、この作品の…

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1号
4.1

とても良かった。
ご両親の北朝鮮礼賛は異様に映るが、過去の体験と経緯を知ると、誰がこの人たちの選択を責められようか、と思う。終盤まで、文字通りの映画のような人生に、なんともいえない気持ちになる。みん…

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

アボジはうちの父、オンマはうちのばあちゃん、ヤンヨンヒさんがうちの母に見える時があって他人事とは思えない。お母さん、お父さん、ばあちゃん、じいちゃんとかの呼び方は家族の中での役を表すものでもあるけど…

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ぽよ
4.4

戦争に人生を振り回された在日朝鮮人のお母様のお気持ちを思うとやり切れない。娘でありこの映画の監督のヤンヨンヒさんの撮り方が上手いからドキュメンタリーでも飽きずに見られた。
あと、裏テーマに「家族の老…

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二人の在日コリアンの芥川賞作家、李良枝と金鶴泳の作品を読んだことがある。2人はもう故人で、ヨンヒ監督とは出身地や生い立ちも異なるが、共通していたのは「北か南か」のイデオロギーの選択に迫られ、時に引き…

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