理由
「忘れる」ということも必要な時がくるのかもしれない。
帰国事業という過去の幻。息子と孫たちの幸せを願い続けるゆえに続ける仕送り。それでも現実に金銭的な問題は迫り、老いは待っていてくれない。
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済州島出身の母親がなぜ北朝鮮に酔心し3人の息子を「帰国」させたのかが、1948年に起こった「済州4·3事件」を調べていく中で分かっていく。
母親がその記憶を証言した直後にボケてしまったのは、「自分の…
監督の目線でお母さんの人生の点と点を繋いで絵になって、つづくといった印象。
4.6済州事件にはこの他にも様々に巻き込まれた方がいらっしゃるのは、記念館のネームプレート、お墓の数を映像で伝わる。
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済州4.3事件というものを
この映画で初めて知りました。
壮絶な体験を生き抜いてきたオンマが
その体験を初めて他者に語って以降
急激に認知症が進行するというのが
なんとも切なかった。
隣の国の歴史…
北朝鮮に送った3人の兄に何十年も仕送りをしてきた両親だが、日本で育ち、両親が亡くなったあとも生きていく監督視点では理解できない節もあったかもしれない。
これまで泣くことのなかった監督だが、この作品の…
婚約者のカオルさんが挨拶に来たところから、ずっと涙止まらなかった。
韓国の語学堂で少しだけ習った4.3事件についての映画。
事件について話した途端アルツハイマーが進行してしまい、済州島にきても何も思…
在日朝鮮人を題材にしたドキュメンタリーの傑作「Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン」のその後を追った同監督の最新作。
今度は韓国の黒歴史「済州4・3事件」が題材というので興味津々で再生す…
この映画を観るまでは、北朝鮮の金一族の肖像画が飾ってある家と聞いたらそこで耳を塞いでしまっていたと思う
18歳で故郷を失い、妹と弟の手を引いて逃げながら、どんな悲しみを味わったんだろう。
北朝鮮に…
とても良かった。
ご両親の北朝鮮礼賛は異様に映るが、過去の体験と経緯を知ると、誰がこの人たちの選択を責められようか、と思う。終盤まで、文字通りの映画のような人生に、なんともいえない気持ちになる。みん…
ミン・ジン・リー「パチンコ」で読んだ世界、その後の現実を観るような気分だった。
同じ国で同じ言葉を話しているけれど、まったく違うイデオロギーを信じて暮らしている人がいる。一見到底理解できないイデオロ…
PLACE TO BE, Yang Yonghi