瀬戸内寂聴さんが亡くなった。波乱万丈の人生を送った人だが、生涯を通じて、一貫して反戦を訴え続けた人でもあった。
個人が他人を虐殺すると、どの共同体でも犯罪になるが、戦争で他国の人間を虐殺すると…
出てくる証言がみんな力強く生々しい。
どの国でも加害者であることの記憶を忘れたがるのは共通で興味深いと思った。韓国でもそうなんだな。
韓国がベトナム戦争で民間人を虐殺したことを認めてもいないとは知ら…
ここには様々な「語り」がある。
身振り手振りでの語り、家族を殺された女性の訥々とした語り・・・
こうした「声」は、「大きな歴史」の前では省みられることはなかった。
軍人たちの語りとの対比が何よりも…
ベトナム戦争時の韓国軍によるベトナム民間人虐殺の記憶に迫ったドキュメンタリー。
ベトナム側の主張は勿論のこと、韓国側の主張も取り上げている。
結論を導くのは難しいが、作り手が終始、中立的な立場で…
変な髪型のおじさんの瞳の真っ直ぐさ。映される家や村の静けさに反して語られる言葉たちはあまりにも残酷。こういうのってドキュメンタリーだからこそ見れる真摯さがある。(手話と筆談で語る内容はひどく残虐なの…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
2021.8.29.
この映画を見てすごく思ったのは、戦争のシーンがないのにタンおばさんの体験とか恐怖とかがすごく胸に響くってこと。
戦争がテーマの映画っていっぱいあるけど、シンドラーのリストみた…
鑑賞する時の視点の置き場に悩んだ作品だった。日本人である自分はどの立場に立てば良いのかと。
日本はアメリカに原爆を落とされ、日本は韓国を植民地支配し、韓国はベトナムで住民を虐殺した。日本と韓国とい…
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