ゴン吉

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~のゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
埼玉県をデスった愛と革命のコメディドラマ「翔んで埼玉」(2019年)の続編。 
原作は魔夜峰央によるコミック。
GACKTが主演、杏、二階堂ふみ、片岡愛之助、藤原紀香、川﨑麻世らが共演。  

麻実麗(GACKT)や壇ノ浦百美(二階堂ふみ)らは埼玉県民の横のつながりを大切にするため埼玉を横断する武蔵野線の開通を希望していたが、鉄道各社各線は東京ネズミーランドへの直通電車を作ることで議論を交わしていた。そこで麻実麗は埼玉県民の心を一つにするため、「埼玉県に海を作る」ことで鉄道各社各線の合意を得る。麻実麗は埼玉中央部に作る人工ビーチ・水上公園に必要な白砂を手に入れるために、和歌山の白浜に向けて千葉・金谷港から船出する。嵐で船が難破しながらも何とか白浜に漂着するが、そこは大阪に占拠されていた。麻実麗は滋賀解放戦線の”滋賀のオスカル”こと桔梗魁(杏)と出会い、大阪の追手を逃れて滋賀に逃れるが.... 

埼玉をディスりながらも埼玉愛に溢れた作品で、今回のメイン舞台は琵琶湖のある滋賀。
作品前半でマイアミビーチの話が度々出てきて疑問だったが、後半でその理由が明らかになり苦笑と共に納得です。
”宇宙戦艦ヤマト”や松本零士、”チャーリーとチョコレート工場”のパロディなども楽しめ、無性にタコ焼きを食べたくなる。
埼玉県民が東京ネズミーランドへ行くことを楽しみにしているのが微笑ましい。
「どこへ行くんだ?」
「決まってるじゃないか 武蔵野線のおかげで埼玉から1本で行けるようになった あの夢の国さ」 

2025.2 フジテレビで鑑賞(土曜プレミアム・本編ノーカット版・地上波初放送)
ゴン吉

ゴン吉