【笑い”は”怪物】
自伝的私小説を映像化した作品。
主人公は実在の人物らしい。自伝ではあるが、自慢話だらけの成功譚でないのが本作の(あるいは原作の)白眉。
なので後味はすっきりしない。いや、…
大喜利、ハガキ職人時代に笑いという純粋な美学を追い求めきた。その先にあるのは研ぎ澄まされた世界だと思っていた。
追い求めてきたものと現実との乖離。踠き苦しみ社会での生きづらさを目の当たりにしつつも…
笑いが無ければ生きられない男。
主人公は本当に社会不適合だし笑いがなかったら絶対に生きてはいけない人物なんだけど気持ちはめちゃくちゃわかるなーと思って観てました。
笑わせた方が偉いという価値観に囚…
©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会