蓼食う虫も好き好き
見えるものが同じでも、立場や境遇によって感じ方はそれぞれ。
各物語は章立てになっていて、1つの章が終わる時にキャラクターの裏面が見えてくる。
幸せな結婚の裏側
インテリカーボ…
なるほど、実は話の軸は一つじゃない 整理して考えてみると色々気づいて怖い フィルの心の微細な描写と彼とその他の人々のそれぞれの無自覚に焦点を当てたヒューマンドラマと言っても的確だし、牧場を囲む豊かな…
>>続きを読むかなり面白かった
派手なシーンはないけど内面描写がとても上手
センスのいい音響と画角、美術やファッションでとても映画に引き込まれた
フィルは弟をローズに取られて
その腹いせにローズからピーターを…
映画的な質感を存分に味わえる作品。作品全体から漲る緊張感もなかなか。フィルの殺害方法は、その手口を知った瞬間にゾッとした。
カンバーバッチとスミット=マクフィーが適役でこの作品の魅力を数段上げたよう…
フィルたちカウボーイの世界観を支配する男性的思考こそが、本作を象徴する「パワーオブザドッグ」である…と見せかけて、ピーターやばすぎないか。彼の残忍で冷酷で、おそらくホモセクシャルで、(実の)両親に対…
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最初は重苦しい雰囲気がまとわりついてくるみたいでちょっとしんどいかも…と思ってたけど、ピーターが牧場に来てからめちゃくちゃ面白かった。第4章くらいかな?
フィルがマチズモ的な言動に固執するのは時…
裕福な牧場主の兄弟、粗野だが知的でカリスマ性を持つ兄フィルと気弱だが先進的な弟ジョージ
ことはジョージが未亡人ローズと再婚した所から動き出す
閉塞感の強い画作りと抑圧的な演出、終始鳴り続ける不協和…
若干うつらうつらと、
機能不全家族でどこも居心地悪いよなぁ、
なんて観ていたけれど、ピーターが学生生活の夏休みに帰ってきたときから流れが一気に変わった。
フィルのあの、「男らしさ」への粘着さや嫌悪…