[助けられない、でも繋がっている] 90点
大傑作。2021年ヴェネツィア映画祭コンペ部門出品作品、金獅子受賞作。アニー・エルノーによる同名小説の映画化作品。堕胎が違法だった1963年のフランスは…
中絶が違法とされた1960年代のフランスで望まない妊娠をした主人公の背中をひたすら映す。選択の権利もなく一律で決められる危うさ。とてもショッキングな内容ですが、女性寮や当時の生活風景は興味深いです。…
>>続きを読む目を逸らし続けても逃げることが許されない現実そのもの、事の重大さを突きつけるドキュメントな重さがあり、容易に想像し難い痛みがある。いっ時の感情を相手にすべて委ねてしまうことのリスク、その過ちには責任…
>>続きを読むマリアンヌは必死だった。選択肢はない。一刻も早く。
いずれは欲しいもの、だけど今じゃない。
マリアンヌの強い葛藤と、身体にかかる大きな負担が焦燥感をもって伝わってくる。
誰かや何かを責める映…
わりと最近まで、こんな法律がまかり通っていたなんて驚いたし、ドキュメンタリーのようなリアルな描写がすごかった。
アンヌの感情がそのまま自分の中に入ってきたみたいだった。
虎に翼といい、女性が虐げら…
いつもなら映画を観終わったあと、みなさんの感想を読みながら物語に浸るのだが、それすらできないほどに同じ女性として心を抉られた映画だった。
前半は、こと妊娠・出産について、女性ばかりに責任を負わせるこ…
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