叫びや囁きというよりこりゃ呻きじゃないのとナメていたら、こっちが叫びそうになった。端麗な画がつづくのかと思いきや想像以上に猟奇的。
鮮烈な赤のイメージ。壁紙や絨毯、カーテンを赤一色で徹底的に統一…
病気の次女とその姉妹と召使、赤基調の映像の中で静かにじわじわ4人の女性の愛憎やエゴが垣間見えてくるドラマ。
間接的にエゴや醜態が見えてくるのがこんなに生々しく感じるとは思わなかった。
皆がそれぞれ…
作品の全てが理解できたかというと、そうではないと言わざるを得ない。それでも尚、面白い作品だった。イングマール・ベルイマンらしく、人間の深層心理に鋭く迫っている。最後のシーンの亡くなる女性の本音が、物…
>>続きを読むインモラルな雰囲気とホラー的な緊張感を共存させるのが上手すぎる……
画面全体を彩る鮮烈な赤からは生と死、性、愛憎など作品のコンセプトが読み取れ、またどのショットを切り取っても絵画のように美しいのが印…
大昔に見た映画。観た当時は大好きだった(当時だったら☆5)。それから映画の見方もかなり変わってしまい、今では☆4という感じかなあ。でも当時、大感激したのは良く覚えている。
更に現在の目で観たらどうい…
このレビューはネタバレを含みます
驚きや異形のものなしにこのホラーテイストになるのすごい。
ホラー苦手なので終始ビクビクしていた笑
こんなに赤が象徴的な映画は他にないだろうな。
その中の衣装の白や暗闇の黒も印象的。
長女カーリン…
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