実在の事件と実在の刑事、ドキュメンタリーのような表象をとったフィクション。
実在感や現実味を徹底するのかと思いきや、
主人公女子学生によるストーリー進行や街の人々との会話が想像以上に人為的であった為…
劇映画とドキュメンタリーがメタセコイアのように対になっている。
殺されることはその人が生きるはずだった人生という物語を奪われることだと言わんばかりに大学生がノートに記録する。このことを通じて彼女は…
県民としてはうっすら記憶がある未解決事件。監督地元凱旋上映で入りは良い。
東京の大学生が、メタセコイヤ繋がりで興味を抱き、虎男さんの"事件"に図々しく入り込んでくる。彼女は被害者の車の色と同じ赤い服…
「なんて映画を作ったんだ」
西村とら男という人がどういう人であるかを知らずに見るか知って見るか、どちらにせよ銀幕を隔てて現実と映画の境界がある定石はこの作品を見ている間、粉々に打ち破られた。
ド…
「未解決事件マニア」という非常に不謹慎な趣味を持つ自分にしてみれば、本作の題材になっている「金沢市スイミングインストラクター殺人事件」は有名な部類に入ります。しかし最初に言っておくとこの映画は事件そ…
>>続きを読む1992年、スイミングスクールコーチ殺人未解決事件のセミドキュメンタリー。
石.川.コールドケース。
元刑事が"とら男"本人を演じる設定にTV番組の再現フィルムのトホホ感を案じてしまうがその心配は無…
これは映画…なのか??虚構と現実、演技と実存が入れ替わり、劇映画なのかドキュメンタリーなのか定かでなくなる。
未解決事件を再捜査する元刑事役を本当に当時捜査していた元刑事が演じる不思議さ。しかもこの…
実在の事件を映画やドラマ、ドキュメンタリーにする事は覚悟が求められる。
・事件の事を知ってもらいたいから
・事件の内容が面白いからetc...
今回、どういうテーマでこの映画を作られた理由がわか…
実在の事件を基にしただけでなく【当時この事件を担当していた刑事が《とら男》として出演している】という衝撃!
だからこその【セミドキュメンタリー】というスタイルはとても挑戦的で面白いと思う。
とら…
(Ⅽ)「とら男」製作委員会