事故が過失だった点や、ひどい転勤など、同情からの発展可能性要素はあるけど、それ以上に男の人が謎すぎて入り込む余地がない。
拒否する理由が社会通念的なものに変わっていくプロセスを理解できなかった。…
成瀬巳喜男の偉大さは言うまでもないが、これは酷いと思ったなー。
この二人が結ばれるかどうかで葛藤するのはいい。
が、どうして二人が惹かれ合うのかの必然性が壊滅的に理解できない。理解できなさを形而上…
「三島くん、本当にただの知り合いなのかね?」「怪しいものだね」「フッフッフッ」スケベ顔でニヤつくおっさんと同じぐらいキモい加山雄三のストーキングが“実直”とされているのが笑える。
手紙を受け取られな…
この作品における加山雄三はちょっと気持ち悪い。ヒロインの司葉子も何かが欠落している。不幸ではあるが、メロドラマ的なストーリーと相まって成瀬が得意とする「やるせなさ」にリアリティがない。象徴的に主人公…
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