このレビューはネタバレを含みます
登場人物を同じ目線で映す時は内面への没入、ルーズでの描写は客観的視点の確保という区別が明確で、作中の事象を複数の観点で味わえる。青森という舞台から豊かな自然を感じると同時に、逃げ場のない環境が生み出…
>>続きを読むこんなメロドラマを成立させてしまうのは、ダグラス・サークと成瀬巳喜男ぐらいのものだろう。色気の映画。司葉子が山菜を採っているところに来た加山雄三を見るクローズ・アップの美しさに思わず見惚れてしまう。…
>>続きを読む世界のナルセの遺作は『乱れる』+『浮雲』と意識しないわけにいかないタイトル。ひたすら運命を描く映画って感じ。運命がスリリング。絶対に愛し合えない運命の二人がどうやって愛し合うに至るかを、もの凄くじっ…
>>続きを読む司葉子が昭和の北川景子みたいで美しすぎた。酔っ払いながらすごい剣幕で加山雄三を睨みつけるショットとかヤバい。
加害者の男になぜか心惹かれてしまう設定が、吉田喜重の『女のみづうみ』っぽいと思った。
ス…
窓を、カーテンを閉め、閉じ込めておきたい見られたくないあなたのことを。突然の別れ。車の後部座席に座り、葬式へ向かう。はじめまして。冷たく、憎悪の目線。どうしたら許されるか、許せるか。気持ちが走って、…
>>続きを読む加山雄三と彼女がカーテンを閉める/開ける、ラストも窓外から救急車を見る加山雄三と司葉子、そこで死んだ夫が思い出される。
2階の窓から何か決定的になりそうなものを発見するくだり、『乱れる』じゃん!
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“許してください。2人で一緒にボートを漕いだ事も、しどけやこごみを一緒に摘んだ事も、病気をしてあなたに看病してもらった事も…”
【感想】
相変わらずグロ過ぎる成瀬映画。
小津の《秋刀魚の味》や楊德…
『ラルジャン』とか『ヤンヤン』と並ぶような、圧倒的な遺作。これはもはや自由恋愛についての映画でもなく、二人を追い立てる視線のラビリント、同調圧力の牢獄が作ってしまった状況についての話かもしれない。つ…
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