2021年の再見60本目。 初見から7年。
初見時感想通りですね。
メロメロメロドラマを見たい人はどうぞって感じです。
司葉子は北川景子に似ているというか、北川景子が司葉子に似ているんだけ…
「乱れる」「浮雲」と続けて見てきて、3作目となる成瀬巳喜男監督作。
今のところ一番好きだった!
いわゆるメロドラマだけど、一つ一つの演出が良く、無駄がないし、役者さんの演技も素晴らしく、夢中になっ…
成瀬巳喜男監督の遺作となったメロドラマ。加山雄三、司葉子主演。
カーテンやブラインドの開け・閉めの演出が冴え渡っている。また人物が窓辺に立つことでドラマが展開したり、誰かが本音を打ち明けるという舞…
このレビューはネタバレを含みます
5年?ぶりに鑑賞。
自動車事故で夫を亡くした司葉子と、その加害者である加山雄三が紆余曲折を経て、惹かれ合うものの、社会や過去によって互いの心情が「乱れる」作品。
夫を亡くし、流産?もしているのにも関…
成瀬巳喜男遺作。改めて観たら異常な映画でありながら、品のあるメロドラマで傑作だった。
ただただ美しい司葉子、好青年な加山雄三は素晴らしいのだが、特に加山雄三には明るさと空虚さの明暗が同居している俳優…
このレビューはネタバレを含みます
忘備録
この宿屋のシークェンスが素晴らしいのは、好んで受け入れたとは思えないシネマスコープのカラー画面の中に、成瀬巳喜男がほとんど唐突に男と女だけに還元された構図を導入し、ともすれば自分の手から逃…
男女の感情のもつれを、しめやかな映像で表現し続けてきた成瀬巳喜男、その遺作にふさわしい一作。
男の部屋を訪ねた女が窓を閉め、カーテンを閉めるとはどういうことか。更にそのカーテンと窓を男がすぐに開ける…
これほどやるせない愛についての映画は滅多にない。大傑作。2回目をフィルム上映で見られたことに喜びを噛み締めた。好きな映画を再度映画館で見るのはとてつもなく贅沢で豊かな時間に浸ることができる。終盤若干…
>>続きを読む不幸になるほどエロくなる司葉子とどんな目にあっても明るさを失わない加山雄三の掛け合いでいくらでも面白くなるからよい。成瀬作品ではおなじみ過去から逃れようとして過去の再現が行われる展開も、加山雄三の歌…
>>続きを読む徹底管理された視線のやり取り。流れるような編集の中で挟まれる切り返しの合わなさ。
過去を飛び越えようと決意した瞬間に現前する過去が悲しすぎる。
遺族年金や慰謝料、戸籍など契約に囚われる人たちが解放さ…