大自然が舞台なのに、不穏な予感のする予告に惹かれて鑑賞。
ヒューマンドラマになりそうな題材なのに、ホラーっぽい所やサスペンスっぽい所もある、何とも不思議な映画。鑑賞後、しばらくして思い返すとやっぱり…
人生には救いがない。
アンデス山岳地帯で犬と羊とリャマと暮らす先住民族アイマラの老夫婦。
都会に行った息子は戻ってくることもなく、周囲に人家はなく、自給自足で生きる老夫婦が唯一外に頼るものが…
アンデスの山奥で精霊に祈り、火を守り、街に出たまま帰り来ない息子をひたすら待ち続ける老夫婦。
ここでのふたりぼっちはヤな予感しかない訳だが物語は静かに進む。しかし。。。
劇伴演出全く無し。アイマラ語…
雪を抱いた神々しい山々と家畜がのんびり草を食む大地があまりに美しく、飾り気のない淡々とした描写ながら引き込まれる作品です。
さまざまな困難が夫婦に降りかかるにもかかわらず、老夫婦の遅々とした歩みと…
ドキュメンタリーかと思いきや、全くのフィクション。老夫婦は役者でもないのに、夫婦役を演じている。確かにセリフを棒読みしているのだが、余りに風景に溶け込んでいるので、全然気にならない。不思議だ。ちょっ…
>>続きを読む監督が30代で虫垂炎で亡くなられたのが悲しい。淡々と撮影しているようで、突き刺さる場面が多く、神話のように記憶に残る。
よく自然に帰ろう、自然との共生、なんて言うけれど、そんな生易しいものじゃない…
南米アンデス山脈を舞台に、社会から隔絶された高地に二人きりで暮らす老夫婦の姿を映すペルー映画は、伝統的な生活を送る高齢者への放置を浮き彫りにすることで、自身のルーツをなおざりにする現代社会を批判する…
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