【人の真価とは亡き後に表面かするのか?】
イタリアのノーベル賞受賞作家ピランデッロが1936年に亡くなられた後、その遺灰は遺言に従いシチリアに運ばれる。
題名からロードムービーかと思いきやその構…
数年前イタリア映画祭大阪会場で
野村雅夫さんのトークショーで
本作の話題になり、
監督の過去作、ルイージ・ピランデッロ
について知っているほうが楽しめる
と思いHDDに眠らせていた作品。
両…
数奇な旅する遺灰
枯れてしまってあるはずのないのに喜怒哀楽を感じる遺灰
グレーの色相強めの画面構成
死してもなお続く人生の物語
死について考える映画というよりかは死後にこの世界から自分がいなくなっ…
遡ること3年前、渋谷TSUTAYAのタヴィアーニ新作コーナーでこれのトレーラーに釘付けとなり、隣のシャラメには目もくれず独り8周回したあの日から長い歳月を経て遂に観れました。
ちょくちょく出てきた、…
初めはモノクロ、そしてある地点へ到達するとそこがおそらく目的地だったのだろう、カラーに変身。そこからはカラーが続き、謎の別の短編がスタート。
よーわからんけどこの監督との間に信頼関係が築けている観…
面白い発想の話、ユニークな構成、品のある美しい画面。モノクロとカラーの使い分けも良かった。
映画館で見たら良かったな、と少し悔しい。
しかしノーベル賞とか拍手とか、分かりやすい権威や賞賛の使い方…
ノーベル賞作家ルイジ・ピランデッロの遺灰をローマから彼の故郷シチリアへ運ぶ道中と、この作家の遺作とされる「釘」を映像化した短編(約20分)がセットになった作品。両者を通じて、死が不条理に訪れること…
>>続きを読む© Umberto Montiroli