イル・ポスティーノの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『イル・ポスティーノ』に投稿された感想・評価

舞台になっている島の情景からメインとなる詩の師弟関係、うだつの上がらない青年の成長過程と作品を彩る要素全てが胸を打つ珠玉のドラマ。
3.9
 亡命してきた詩人と郵便配達員の交流の話。ナポリの島の美しさが凄かった。

 偉大な人は、周りにも多少なりとも何かしらの影響を与えてしまうものなんですね。
のび
3.9

昔の名作を鑑賞。

昔のイタリア(フランス)映画はやはり、ノスタルジー溢れていて、とても良い。

小さい街と詩人が中心に描かれているだけあって、言葉や景色がとても綺麗で惹きつけられる。

大きな出来…

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TOBIO
-
・ドアフレームの美学。抱擁やダンスをアップで映してから、引いてドアフレームの中に収めて映す
・録音機に残すマリオのメッセージ
nm
3.8

イタリアのどこかの島の小さな港町。郵便配達の仕事を得た青年と母国チリを追われて島にやってきた世界的詩人との出会い、心の交流を描いた。青年は詩人の影響を受け、しだいに感性、人間性、思想が形成されていく…

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3.0

さすがに詩をテーマにしただけあって情緒的。
めちゃくちゃ面白いという映画ではないけど交流を描いたもので酷評するものでもない。地元の小さい島で何の取り柄もない素朴で純粋な青年と詩で世界を席巻する有名人…

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動機は不純だが、純粋だから織りなせる言葉たち
素朴で庶民的な(だからコミュニストでもあるわけだが)肩張らない優しさが滲み出る
カットのそれぞれも詩的に美しい

面白かったんだけど、想像以上に政治的な話だった。
高名な詩人とパッとしない青年(無職)の心の交流であり、そこはすごく見応えがあって、面白くて良かった。戯曲みたいだった。美しい島の風景と相まって。

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3.5

よく晴れた真夏の昼間、エアコンの効いた部屋で観るのに最適な、小粋で洒落たイタリア映画。言葉が持つ素晴らしさを改めて感じさせてくれる。

主演の男性は心臓に疾患を抱えつつも撮影を優先し、クランクアップ…

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3.6
じんわりと心温まる物語。不器用な配達人が詩を通じて自己実現していく。島の美しいカットが何とも素晴らしい。

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