痛みと感染症を克服した世界と聞くとユートピア的なものを想像しますが、眼前に広がるのは廃墟のような建物、おぞましいテクノロジー、人体を使った生々しいショーといったディストピア的なビジュアルで、随所に唯…
>>続きを読む♯54(2024年) 未来の進化と痛みへの渇望
舞台は近未来のディストピア
人工的な環境に適応するよう進化し続けた人類は、生物学的構造の変容を遂げ、痛みの感覚も消えた。
主人公は体内に新たな臓器を…
近未来における話にしては、あまりにもゾッとさせられるシーンが多いのが印象的だった。
臓器が人の倍以上に体内でつくられてしまう加速進化症候群という病を抱えるソールはパートナーのカプリースとともに余分…
セックスは手術🧡
何これ(笑)、としか言いようがないほど理解不能
グロテスクな映像美。全身耳が付いてる男のダンスが良かった
『内蔵露出狂がレインコートを着てるようだ』っていう凄いパワーワードに笑っ…
人類が痛みの感覚を失った近未来。秘密捜査員のソールは、自らの体内で新たに生み出される臓器にタトゥーを施し、観衆の前で摘出する「ボディ・アーティスト」として、パートナーのカプリースと共に活動していた。…
>>続きを読む痛みがなくなった世界。
ボディモディファイがアートというより拠り所として機能しているように見える。
過去にあったであろう痛みを感じる為の行為のような。
痛みを感じないとフィジカルな接触の形は大きく…
クローネンバーグの新作を映画館で見れる歓びに陶酔しつつ、この年でもまだ未来を見据えた新しい世界観を構築する探究心に感服する。
過去作ではタイプライターやブラウン管テレビ、今回で言うとロッキングチェ…
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