聖地マシュハドで起こった娼婦連続殺人事件、と聞けば、連想されるのは『羊たちの沈黙』や『セブン』のようなシリアルキラーもの。しかし、本作は、その事件を追う女性記者を通して、ミソジニーにまみれた世界を…
>>続きを読むいや酷い話だな!
娼婦を殺すことが社会の浄化だと信じて疑わず実行者を英雄視する雰囲気が醸成されてるなんて。それをノンフィクションのように描いているんだからヤバいよ。事実、実際の事件に着想を得ているん…
聖都で起こる娼婦の連続殺人事件
イランの法と宗教、社会と道徳の矛盾を描いた実話ベースのサスペンスドラマ
社会の歪みが生む事件性は 殺人の追憶、怒りと狂信に溺れた男の哀愁は ジョーカー を彷彿とさせ…
イスラームは日常からあまりにも遠く、また9.11など酷薄なイメージがついてしまっているが、その根底は我々が共有する「社会」と何ら変わらない。この作品においても、表面上イスラーム社会の狂信性を扱ってい…
>>続きを読む犯人を早々に示唆し、連続殺人をモチーフにしながらも犯罪映画の重要な要素である犯人探しのミステリを惜しげもなく放棄する事で、テーマ性というか観客が目を向ける方向性の純化を図っているように思えた。それが…
>>続きを読む2022年 デンマーク/スウェーデン/ドイツ /フランス,サスペンス/クライム/スリラ〜
“人は避けたい事と出会うものだ"
イマーム・アリの「雄弁の道」より
イランの聖地マシュハドで実際に…
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