ガチホモ映画ですねぇ。セーラー服姿の水夫たち、汗と汚れにまみれた隆々たる肉体、熱視線、絡み合う欲望、肉弾戦の如きセックス、血なまぐさいヴァイオレンス、陰謀、恋……美の化身(どこが?)ケレルという男を…
>>続きを読むファスビンダーの遺作。ジャン・ジュネの「ブレヒトの乱暴者」をこんなに見事に映画化してくれるなんて、さすがというか当然というか、ファスビンダーだからこそ、というか。
演劇の書き割り的様式美、肉体美溢れ…
雑然としたバーの店内で踊る一組の男女。顔にシワの刻まれた少し年配の女は、流れ者のフラメンコ・ギターの演奏をバックに、若い男と抱き合い踊る。それをカウンターから苦々しい表情で睨みつける1人の黒人男性…
>>続きを読む原題:QUERELLE
真性のガチホモ映画。監督のライナー・ヴェルナー・ファスビンダーはドイツのニュージャーマン・シネマの人。バイ・セクシュアル。舞台劇と映画の中間的な雰囲気。スタジオ撮影で、背景は…
主人公ケレルを取り巻くピチピチレザーやセーラー服を着た男達の、汗と血と視線が絡み合う暴力に塗れた愛憎。橙色の夕陽の元、まるで舞台を観ているかのような現実味の無いセット。見事な退廃美。そこに佇む美しき…
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