映画『熊は、いない』を見ました。イランの国内事情などが見事に映像化されていて、刺激を受けます。しかし予備知識なしでみたので、作品の構造が見えてきません。私自身の責任なのかとは思いますが、物足りなく感…
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12/2山形フォーラムで「熊は、いない」を観てきました。
イランの監督ジャファルパナヒがイラン政府から映画制作禁止と出国禁止をあう意味逆手に取り、映画という武器で政府に立ち向かうすごい映画でした。…
フィクションとノンフィクションを掛け合わせ、現在進行形で進む国境を跨いだ入れ子構造を利用し、2組の恋愛を通じて起こる出来事から社会の歪さを浮き彫りにしイラン国家への反権力を掲げる
また、パナヒ監督…
イランの報道の自由度ランキングを調べたら最下位の北朝鮮、中国、ベトナムに次ぐ177位だそうだ。世の不条理を問うのはドキュメンタリー映画の根幹だけど、国家からこれほどの不自由さを強いられれば閉塞感にが…
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2023新作_233
いないんかな、いるんかな。
いないんちゃう?
知らんけど――
【簡単なあらすじ】
国境付近にある小さな村からリモートで助監督レザに指示を出すパナヒ監督。偽造パスポートを…
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"しきたり"、"伝統"の陰にあるなにかの違和感。
パナヒ監督に写真を撮ったかどうかだけを聞いてくると村の禁忌に触れたような、はたまた、私怨を助長させるような気にもなるが、これは半分正解で半分間違い…
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