彼岸花 ニューデジタルリマスターに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『彼岸花 ニューデジタルリマスター』に投稿された感想・評価

4.4
◎ 再鑑賞ですが、改めてStanding on the Shoulders of Giantsを感じました。
浪花千栄子の存在感や笠智衆の詩吟に感じ入ってしまいました。

このレビューはネタバレを含みます

BS録画にて。

後半、幸子の一芝居と
アシストがグッジョブ!

それまでの重苦しい空気を
一変させ、全てを丸く収めてしまった。
その名の通り、幸せを運んでくる子
なのであった。

今まで見た小津作…

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お母さんが言い放った「防空壕の中に家族みんなで逃げてた時代は一体感があってよかった」という、各所から怒られそうな爆弾発言が、後になって効いてきた。
家族の揺らぎが、家族の外側と関わりながら、なんとか…

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#小津安二郎 監督作品「#彼岸花」を観た。頑固な父と自由になりたい娘との確執を描く。結婚相手は親が決めるもの、親が承知するもの、という時代から時代が変わり世相が変化してゆく波にもまれた父娘。激変して…

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5.0
今年の再々見以上12本目。 2年ぶりに見ました。 これは明るい気持ちのときのとっておき(笑)。 生まれる前の作品ですが懐かしさを感じ、昭和的な世界がすんなり理解できるのは、かなり得な事かと思います。

彼岸花というタイトルに、映画を撮影することの詩学が詰まっているように思う。佐分利信の威厳と堅苦しさ。それを女性たちの愛嬌がひっくり返していく。家族にとっての歴史が、おそらく時間の流れや画面のシークエ…

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4.6

和の建物でのローアングルがクールなのはさすがにもう分かったけど、冒頭の結婚式のシーンで、洋の空間でのローアングルもすごく良いということがわかって、まずそれに惹きつけられた。

やかん、着物の裏地に帯…

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4.3
デジタル修復版で鑑賞。
アルコ&ピース平子のルーツ(DCG出典)。
おそらく命綱なしでビルの窓掃除してる社員がいたけどマジ危険。
sn
5.0
デジタル修復版を劇場にて。
とにかく映像が綺麗。
品格もありポップさもありヤバかった。
元々好きな作品だが、『彼岸花』『秋刀魚の味』はデジタル修復版で、より再評価される気がする。

【敗戦で行き場のなくなった男たち】。
小津映画はのほほんとしたホームドラマだと思われているが、実際に描かれているのは結婚問題によってあらわになる世代間の対立である。さらに言うと戦前と戦後の価値観の対…

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