学生の頃から大杉栄が好きで彼の著作だけでなく登場する映像作品や書籍はかなり目を通したので関東大震災にまつわる差別やデマの描写を目にすることが多かったのだけれど、本当に辛い。この映画も観ること自体が辛…
>>続きを読む人が集団になったときの怖さ、狂気が凄まじく加害者、被害者どちらの視点も平等に描かれているのが良かった。でも昔から何も変わっていない差別もなくならない今を生きていると、自分もそうならないとは限らないの…
>>続きを読むネットも無い時代。
情報伝達速度、量ともに、現代とは比較にならなかった時代に、日本人が起こした凄惨な事件。
でも、「時代が違う」では決して片付けられないし、そんな軽薄な言葉で片付けて良いはずがない…
先日グリーンブックを見て、いい話だったけど、こんな和解の部分だけ見て気持ち良くなったって何にもならんと思ったので、9.1に観に行きました。
私は自分のルーツに朝鮮(韓国)があることに妹と弟よりはる…
9月1日に見れて良かった。また、2日程前に燐光群の『9月、東京の路上で』のリーディング公演を見ていたため内容にすんなり入っていけた。
これから塚本晋也の『ほかげ』や石井裕也の『月』といった面白そうな…
ドキュメンタリーの森達也監督の初の劇映画。正直、傑作で驚いた。すごい熱量でストレートに伝わってきた。集団心理の恐ろしさよ。瑛太の一言が真実。すべてが集約されるクライマックスに至るまでが素晴らしい。
…
奇遇にも09.01に【鑑賞】出来たこと。
また、今月で残念ながら閉館してしまう京都みなみ開館で【観賞】出来たこと。
今現在でも人種に基づく思想や差別はきっと無くならないかもしれませんが、個人的に終…
100年前の9月1日に発生した関東大震災。
その5日後に起こった福田村事件。
村の閉鎖的な環境とはみ出し者たち一人ひとりにしっかり焦点を当てて描かれていた。
村人、行商たちの生活や考え方の輪郭…
1923年
関東大震災から数日後に千葉県福田村で起こった実際の虐殺事件を基に、幾人かの視点にわけた群像劇
「そこで生まれた」という不当な差別(差別に正当も不当もないが)を受ける被部落差別の地をあと…
閉鎖された世界でのドロドロとした思いが群像劇を通じて煮詰まっていく。
終盤その思いが焦げつき、いくら洗っても心にこびり付き離れない。
本作の怖い点は実際の事件をモチーフにしている点だ。集団心理の恐ろ…
(c)「福田村事件」プロジェクト 2023