生活はどこまでもノイズに溢れていて、時には自分まで掻き消されそうになる。人は誰しもひとりぼっちで孤独であることなんて分かりきったことで、他人なんてみんな敵とさえ思うこともある。ただの何でもない偶然だ…
>>続きを読む徹底的なドキュメンタリータッチ
フィクションが入り込む隙が一つもない
ワンシーンワンカット
カット割りが同一時空間において存在しない
カメラがワンカメラで密着しているような感覚 手持ちのみ
これ…
説明的な描写はほとんど無く、登場人物に密着するようなカメラワークはとにかく見づらく、1カットが極めて長く何も変化が起きないような時間が大半を占める。録音環境も劣悪で、登場人物が何を言っているのかもは…
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今年はこれが観れたからもういいや…
って思えるくらいぶっ刺さる映画だった。
映像もカメラワークも音も展開も
見づらくてしょうがない。
ただ、そんな事はどうでもよくて
この映画に込めた想いみたいなも…
許可の取れない東京の路上や停まってやり直しというわけにはいかない高速道路、人の出し入れをコントロールしづらい駐車場に、極め付けはラストの樹海と、物理的にワンテイクしかやれない状況を課した上でのワンシ…
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1カットが長いけど、セリフがほとんど無い。じっくり考えながら観た。
何もかもがイヤになって、生きてて意味なんてあるのか。
さっきまで他人だった人に、とある場所まで連れて行ってもらうんだけど。
悪い人…
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自分が自分から離れなければ、自分を見捨てなければ生きていける。
あんなに役者と近かったカメラが遠く離れ、意図的にカメラマンの足音も聞こえている。自分であるはずなのに、そこから自分が失われたとき、ちゃ…
森を目指した彼と運び屋。
この窮屈で陰鬱な物語は孤独を真に捉えてる人に響くものだと思う。
粗雑なカメラやビビットな音響も含めて
この映画の緊急性は高まっている。
伝えてくるのはシンプルなメッセージ…
人間が出会ってしまうこと、その「取り返しのつかなさ」を映像で叩きつけてくる怪作。観れてよかった。
挙動不審な一人の男は、街中で見かけたひったくり犯に自身の移送を依頼する。報酬は100万円。
いちおう…
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