内容のわりには明るすぎるトーン、雑なカメラワーク。それでも何か引き込まれるリアリティがある。"今”を映し出す若者の虚脱感と鼓動を感じる妙な世界観。それは社会の閉塞感を表している様にも見える。なかなか…
>>続きを読む絶望したサラリーマンとひったくりで生計をつなぐ男、正反対の2人が衝突しながら旅をする先に見える何かを描いた河野宏紀監督のロードムービー。
終始うつむき加減で冴えない男と、衝動的にダッシュをする男。人…
100万あげるので
ある所まで連れていって下さい
道端でひったくりしていた男に声をかけ、レンタカーでドライブ。
日本っぽくない題材。
キアロスタミの「桜桃の味」っぽい。
低予算ながら見知らぬ2人…
このレビューはネタバレを含みます
これってBLとして見ればいいのかな? 嫌な感情をぶつけ合った同士がこの結末に至るとしたら、悲痛なものとして感じることが可能だったりするのかもしれないし。僕はチンピラも鬱屈した人も嫌いなのでnot f…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
長回しが冗長過ぎたり、セリフがかなり聞き取りづらかったりするが、逆にテンポ良くハキハキやられるとこの映画全体の雰囲気が損なわれるので評価が難しい。
切実さがダイレクトに伝わるが、トータルで考えると好…
ただ長いシーンも多く退屈はする。
けどその長さと退屈は必要だし、その長さから生まれてくるものがあった。
まあでも実際のリアルなんてこの映画のように、沈黙の方が多いし、なんとなく動きなんとなく感じ取…
ダルデンヌ兄弟の「ロゼッタ」を思い出す。技術に関しては何処を切っても学生の自主制作映画のように不出来で荒削り。しかし、確かにメッセージは伝わった。ファーストカットから役者の表情に向かった寄りの長回し…
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