これは当たりでした。
多くの人間たちが持つ、自らの「当たり前」「あり得ない」の最大公約数のところで社会が成立している傍ら、そこが息苦しいと思っている人も当然いて、息をひそめた少数の細い細い線が繋が…
これは日本アカデミー確実!
吾郎ちゃんの演技もさることながらガッキーがお見事。助演女優賞不可避。
一方「生きづらさ」を抱える若者たちの描写は発達障害の当事者として身につまされる思いになってしまった…
原作を先に読んでしまったのでこの評価。
そのまま再現していたら尺ないし、原作と映画で別物として観た方がいいかもしれない。割と大々的に改変されていた所感。
まず、というか特に神戸八重子のキャラクター…
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