昔アカデミー賞を受賞した『西部戦線異状なし』は観たことがなく、ドイツ映画のこちらが初。
まず初めに、この映画がアカデミー賞作曲賞を受賞したのがめっちゃわかる曲?(効果音的な)に開始直後からゾクゾク…
第一次世界大戦のドイツ軍側をモチーフにした小説を原作にした映画。
なかなか衝撃的な内容だった。グロめのシーンはもちろん、リアルに物語が描かれていた。異状の意味を調べてみると内容の深みが出るように感じ…
戦争が描かれている。ただひたすら、淡々と。そこにドラマティックなシーンや感動を訴えかけてくる所謂お涙頂戴シーンはない。悲しむ隙もなく人が死んでいき、物語が進んでいく。きっとこの映画のように、それぞれ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
国のために戦うことは名誉なことであると焚き付けられ、現実を何も知らされないまま意気揚々と戦場へ送り込まれた兵士たち。
そしてこんなはずではなかったと後悔しながら命を落とす。
冒頭の兵士が代替え可能な…
「所詮、人間はただの駒」。
戦死した兵士から軍服や軍靴を剥ぎ取り、血を洗い流し、穴を塞ぎ、英雄になってやると目を輝かせる新兵の手に渡る。この軍服と同じように人間も使い回される。死んだら次、死んだら次…