第35回東京国際映画祭 鑑賞18作『クローブとカーネーション』
毎年『アジアの未来』部門で、全然存じ上げない監督と俳優の作品を見ることを楽しみにしているのですが、なかでも本作は不思議な余韻を引きず…
#葬送のカーネーション
東京国際映画祭にて。
難民の老人が孫娘を連れて妻の遺体を故郷へ運ぶロードムービー。
無口な孫娘と頑固な老人に、基本的に良い人ばかりだけど、自分語りが好きで良くも悪くもフラ…
トルコはヨーロッパで最も難民を受け入れている国であり、今作も自らの故郷に入ろうとした難民が逮捕されたという実際に起きた出来事をもとに制作された映画。
印象的だったのは2シーン。
1つ目は洞穴で夜を越…
道の真ん中で踊るおめでたい集団の間を車が通り抜ける。村へ向かう車には老男と少女、そして1つの棺が同乗していた。老男らは目的地の途中の分かれ道で車を降り、車を見送った。次に乗せてくれる車が見つからず、…
>>続きを読む祖父と孫娘の辛く、険しく、奇妙なロードムービー🛻⚰️
トルコの自然、夕陽🌇や朝陽🌅道行く景色が美しく彩りを与えている✨
台詞も少ない中での二人が出会う人々達の優しさや悟りの様な言葉の果てに迎える余…
舞台はトルコ。はじめから説明一切無し。
どうやら棺桶を国境の先に運ぼうとしてる祖父と孫娘。
しかも金がないようで、ヒッチハイクと徒歩で向かっている…。
感想を言語化しづらい。
喪失の悲しみ、相容れ…
観ました。
亡き妻の棺桶を背負って孫娘と故郷へ向かう旅。
2人はほぼ喋らない。余計な説明描写も一切ないけど、深い喪失感が伝わってくる。
荒涼としたトルコの高野が寂しくも幻想的であり、過酷な現実…
静かな映画、だけど昨今の世界情勢から考えても根底に流れるものは切ない、やるせない
祖父の本当の気持ちは
私には到底分からないんだろう
途中のラジオから流れる詩がよかった
最後の銃声は喜びではな…
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