東京国際映画祭、丸の内TOEIにて視聴。ピノチェト政権下のチリ。独裁政権の様子を見に行ったつもりだったが、全くそういうあからさまな政治的抑圧とかではなく、別荘に訪れた中年というか老年に差し掛かったき…
>>続きを読む第35回東京国際映画祭にて
カメラが主演の女優を常に映し続けているため、彼女の、徐々に恐怖に侵食されていく心の揺れ動きが画面越しに強く伝わってきた。
また、音楽が効果的に使われていて、物語全体を不…
冒頭の美しい、映画らしいショット。
膨れ上がる正義感がこの結果をもたらしてしまったが、しかしそれほどにのめり込まなければ、その正義も不安や緊張や恐怖にかき消される。「やるべきだけのことはやった」その…
司祭から男を匿うよう依頼された主婦による、独裁社会下こころのひとり地獄旅。
ピノチェトに潰されたアジェンデ時空が司祭に凝縮されるチリらしさ。鮮烈な色遣いや音感覚の良さなどパブロ・ラライン同系下位の…
第35回東京国際映画祭 鑑賞第7作『1976』
【備忘】
男性優位社会に抑圧される女性の、自尊心とアイデンティティーを守ろうと苦悩する姿を通して、独裁政権という政治体制における女性の地位や、ブルジョ…
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