本作を評しゴダールは「男と女と一台の車とカメラがあれば映画が出来る」 と語ったそうだ。従って、もしロッセリーニがこの「イタリア旅行」を撮っていなければ、ゴダールの「勝手にしやがれ」は作られていなかっ…
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いやいや、最後無理あるだろ。他の女といちゃついた姿を見たくせに「あなたを愛してる!」はおかしい。
大体、今更仲直りしてもうまくいかないよこの2人。
心理学的には、人はお金と時間をかけた物や人から離れ…
イングリッド・バーグマンは生涯に三度の結婚を経験しています。
二度目の相手が不倫関係の末に1950年にゴールインした本作(1953)の監督ロベルト・ロッセリーニ。
二人の夫婦関係は1957年まで続い…
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監督の独り善がりが画面上に溢れだしてる。それがもう形容できないくらい恥ずかしい。
結婚8年目にして何となく白けたムードの夫婦がナポリに所有する別荘を売るために訪れたイタリア。
離婚を考え始めている…
友達が自分の身に起こったこととして語ってくれる恋バナ(死語?)はどんなにありふれたストーリーでも面白く聴いていられる、それは当事者が語るゆえにお話の解像度が高いから 映画を面白くするのは必ずしも設…
>>続きを読むヌーヴェル・ヴァーグの父と呼ばれ、ゴダール、トリュフォーら多くの監督に影響を与えた、巨匠ロッセリーニ監督の代表作。
妻が過去の恋人の面影を追ってナポリの名所旧跡を回る間、夫はカプリに赴き、浮気を試…
破局寸前の冷めた熟年夫婦のナポリ旅行。とはいうもののお互い全く無関心で修復不能の関係になってしまっているわけではないことが2人それぞれ次第に読み取れていく映像は凄い。I.バーグマンの美しさはモノク…
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