
静かで抑制的な作品だと予想はしていたが、これは想像以上。
陽子は物静かではすまない対人恐怖症で、ライターの男ではないが厚意で乗せてくれた相手に対して失礼なレベル。ごく普通に、見てて苛つく人も多そうだ…
久しぶりに熊切の映画を観た。『海炭市叙景』以来だ。その時も思ったことだけど、この人は構図、カット割り、編集など、アメリカのロードムービーに劣らないセンスを持っている。つまり、しっかり「かっこいい」。…
>>続きを読む陽子のような人生か、陽子のようになってしまえれば楽だと考えたことがある人だけが深く深く共感できる映画。
私も夢のためと、考えの合わない親から離れるために東京に来た。
夢を叶える実力があると信じてい…
まず脚本が良くなかった。その上で観客に委ね過ぎなシーンが多い一方、そこでそれはいらないでしょという蛇足シーンもちょいちょいあってバランスも悪かった。菊地凛子の演技で何とか保たせたという印象。オダギリ…
>>続きを読む深谷シネマにて鑑賞。
不器用で排他的な陽子が北上に伴って、それに比例するかのように、自分が解放されて行く様子を見守るような、不思議な作品でした。
お気楽な人、酷い人、優しい人、それぞれが、必死で生…
共感も同意も同情もできない
いい年した大人が、まともな生活も送らず
移動にあたっての最低限の準備もせず
行き当たりばったりで行動し、喚き散らし
良いところは何も無い
自分で省みて気づいたのは良いけ…
©2023「658km、陽子の旅」製作委員会