2023年 劇場鑑賞81本目 記録
THE ロードムービー!
序盤は陽子にイライラしてしまったけど、変化に胸打たれた
タイトルの出方が素晴らしい!
見上愛ちゃん演じる女の子のヒッチハイクの理由…
このレビューはネタバレを含みます
予告編を見たときは、めちゃくちゃ暗い映画だと思ってだけど、ちょっと違ってた。
冒頭からコミュ症全開で、引きこもり気味の陽子。他人どころか身内に対しても面と向かうと碌に話せない。
切羽詰まってるは…
北への旅路となると、『幸福の黄色いハンカチ』を想起させる。だが、今作はあの映画のように快活ではない。暗くどこまでも孤独だ。
主人公の陽子は夢を追って上京したが挫折し、42歳でフリーター生活を送…
途中から、あれ、これは私の物語なのでは?と。
家に引きこもっても無いし、コミュ障でもないけど、
それでも私の人生はたぶんほとんど陽子の旅と同じ。
もう逃げられない。
止まると終わってしまうから。
と…
菊地凛子「バベル」以来、国際映画賞!
コミュ障女性の熱演は観る価値アリ!
青森県弘前市出身、42歳の在宅フリーター、陽子は20年以上連絡を絶っていた父の訃報を受ける。従兄の茂の家族と車で向かうこと…
予告編を見た時から気になっていた映画、実際に観てどうなのか、期待と共に不安もあったけど、見終わった後、ずっとこういう映画が観たかったんだと気づきました。陽子の心象を表すような荒涼とした風景描写もある…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
映画館では涙堪える派やけど、握手のシーンでボロボロ泣いてもうた。。。
家族とか、好きな人とか、もう最後に誰かと手握ったりしたのいつか思い出せないよ。。。
誰でもいつ会えなくなるかわからないし、手握っ…
作られたひとつの物語として観られる人もいれば、まるで自分のことなんじゃないかと思いながら観る人もいるはず。
心の中に抱えて続けてきた孤独とあらゆることへの葛藤を素直に打ち明けられる家族や友人をまとも…
つい最近、青森を目指した。とはいっても新幹線で、流れる景色を眺めていたら青森だった。それを思えば、陽子がヒッチハイク辿った658kmはなんと遠く険しい道だったろう。様々な人がいて、様々な土地の記憶が…
>>続きを読む©2023「658km、陽子の旅」製作委員会