イオセリアーニ映画祭2023で初見鑑賞、2回休憩ありの3部構成4時間ドキュメンタリー、ジョージアの歴史を監督の視点で映像をつないだ資料としても価値のある一本、歴史にあったバルコニーの件は興味深く、ソ…
>>続きを読む歴史の授業的な趣きが強い第一部でなされた歴史や文化と切り離せない地理的な説明が後に政治的文脈を帯びる。第一部のファーストショットの空撮で捉えられた山々と第三部の内戦から避難するジョージア系住民の山越…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
独立後の混乱する祖国の惨状にイオセリアーニが悲痛な思いでまとめあげた、ジョージアの歴史と文化を三部構成で描く長編ドキュメンタリー。第一部「序曲」は紀元前からの歴史と文化の紹介からソ連に飲み込まれるま…
>>続きを読む序盤にあらわれる西に押し付けられた”フィアットの偽物”が定員オーバーの男たちを乗せて颯爽と坂道を上り込んできてドヤドヤーっと戻っていくのを引きで見て、男たちが駆け込んでいく建物の中では飲めや歌えの車…
>>続きを読むノンシャランと形容される氏の作風の根底に常に通奏低音して漂う何かしかの負の感情、喪失への懸念、怒りにも似た悲しみや虚しさ、その他絶望とまではいかないが諦念とでも言うべき物達の正体が、この4時間を通し…
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偽物の車
みんなでの食事と合唱、食器を叩く音楽
パンを焼く窯にパンを貼り付ける
3幕、人間の業深い
猿や自然がある傍らで内戦がはじまる
不勉強でしたのでちゃんと世界史を学ぼうと思います(悲)
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4時間ドキュメンタリー、戦々恐々だったが割とあっという間だった。繰り返される侵略の歴史、だからこそなのか育まれる自由への渇望と独立心と、その代償。オーケストラの練習風景でゆっくりとしたパンで映し出さ…
>>続きを読む空中から撮影されたジョージアの手付かずな自然風景、なだらかな緑の山々と広大な美しい自然、そして世界遺産スヴァネティの尖塔。豊饒なジョージアの魅力がイオセリアーニによって魅力的にモンタージュされて行…
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