[スペイン、ルチアとその家族について] 40点
2023年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。Estíbaliz Urresola長編一作目。セリーヌ・シアマ『トムボーイ』やエマヌエーレ・クリアレー…
染み込む脚本と演技だった。
鳥の声や森や池の美しさと共に、切なさと不安と希望が散りばめられていてハラハラしたりため息をついたり。
ネタバレ
ここまで明確な意志が、ここまで否定されるものなのかと少…
両親、他人のことが気になり自分の気持ちに素直に生きられないもどかしさ。
心と体が整っていないことに気づき始めるアイトール。
置き換えて自分が親だったらとか自分がアイトールだったらとかすっごく考えてし…
シンプルだけど、すごく丁寧に繊細に画かれていて良かった。
自分が母親だったら、もちろん心から受け入れてあげたいと思うけど、最初はやっぱり戸惑うだろうし、違う名前で呼ぶことにもしかしたら勇気がいるのか…
主人公アイトールは、男の子として生まれたけれど性自認は女の子。
たった8才のアイトールは、男の子にも見えるし女の子にも見える。
母親は実家のあるバスク地方へ子供たち3人を連れて訪れる。彼女の亡き父…
この映画は親でないと本当の意味で理解したり、共感したりすることは難しいかもしれない。
親の葛藤や苦悩、憤り、理解されない孤独さなどが描かれていたとはいえ、あまりそれらを受け入れることは出来なかった。…
彗星の如く現れた俳優と称して間違いないでしょう。
“ルチア”役のソフィアさんに心を奪われました。
愁いを帯びた表情、力強いまなざし、幼さの中に時折見せる妖艶さ。
体は子供でも、精神は大人だと思わせる…
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