【一言で言うと】
「苦しみに差し伸べる”恒星”」
[あらすじ]
PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さんは、会社の同僚・山添くんのある行動がきっかけで怒りを爆発させ…
小説では日常の積み重ねがこの物語を作るための肝だったけど、映画では限られた尺でみんなの関係値描いて畳むためにいくつもの工夫が。
キャストはハマりすぎ。
この職場の先輩たちのためになるなら何だって頑張…
やさしさと思いやりにあふれた、静謐で温かい映画。ゆっくりと自転車を漕ぎ出す山添にやわらかい陽の光が射し込むシーンが、とても印象に残っている。
人生の「夜」のなかをさまようわたしたちをそっと抱きしめて…
藤沢さんや山添くん、そのほかの痛みとともに生きていく登場人物が、みんな厚みがあって、可愛らしく、愛おしかった。痛みを克服して無くすのではなく、共存して助け合って、生きていく。優しさで包み込むような、…
>>続きを読む©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会