サッシャ・ネトリ
時折り挟まれる何も知らない戦地の彼がなんとも言えない哀愁を漂わせていたことと、唐突なドリュバックのクローズアップは印象的でしたが、それ以外は特に印象に残らず。普通のメロドラマに感…
一見すると、さしたる野心めいたものは感じられぬありふれたコメディのように思われるかもしれぬ。だが、この作品は紛れもなく傑作であり、出鱈目でありつつ品があり、ジャクリーヌ・ドゥリュバックが溌剌とした魅…
>>続きを読むその後の「暗黒街の弾痕」や「夜の人々」、「拳銃魔」等々でも、総じて反権威主義を導くことになる逃避行ロマンスが、それらニューウェーブ映画の霊感源よりも前に、こうして教条主義とは無縁の(とは言わずとも程…
>>続きを読むちゃんと「2分間」でおさまった。
ドゥルバックのアイロンがけ。ギトリの似顔絵描き。徴兵される26才。窓越しの会話は高低差に違和感(?)。差し込まれるドゥルバックとギトリのアップに違和感。個室レストラ…
このレビューはネタバレを含みます
時間があったので、シネマヴェーラ渋谷へ。サッシャ・ギトリ監督特集。ギトリは監督主演。ヒロインの娘は本当はギトリ演じる年上の絵描きが好きなのだが、これから10日間の兵役へ行くという同年代の男にプロポー…
>>続きを読む何一つ身構えることなく映画を楽しませてくれる数少ない監督。ギトリの映画を見る心意気で全ての映画を見たい。何も考えずに楽しませてもらいたい。でも100年近く前の映画だからこそそう思えるのか。ギトリの安…
>>続きを読む再見。
二人が共にいることで幸福が訪れる映画。兎に角二人は同じ画面に収まり続ける。それはまるで話者と聴者の役割が崩壊した世界を正確に画面に収めようとする姿勢にも思えてくる。この映画では本来聞くことが…
演技=ドキュメントとしてのギトリ炸裂。
やがて『役者』で父と自身の二役を演じるサッシャは、ここでは「自分の半分の年齢の娘」と結婚する自分自身を演じる。「車を遅く撮るとこうやって映画っぽくなるだろ?」…
いやこれでこの二人くっつかなかったら、世界がひっくり返るぞ?くらいの惚気っぷり。
上映前にサッシャ・ギトリはトーキーになるまで殆ど映画を撮らなかった演劇人だということを知ったのだけど、本当に音と映像…