野獣を消せの作品情報・感想・評価

野獣を消せ1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:84分

3.4

「野獣を消せ」に投稿された感想・評価

妹を強姦した不良どもを、渡哲也が血染めの粛清…する映画なのは間違いないのだが、不良一味のリーダー藤竜也が格好良すぎ。超セクシーな一味の紅一点、集三枝子と共に赤色レザーのふたりが画面をさらう。全員無鉄砲で無謀で感情任せ。あっさり散って行くのが切ない。

2018/02/09 (過去感想サルベージ)
お伝

お伝の感想・評価

3.0
なんか雑、気になるところはたくさんあるけど、荒んだ街に荒んだチンピラ、はっきりとした残虐描写、オープニングのシャウト(尾藤イサオ)は良かった。
 長谷部安春のドライな暴力描写が頂点を極めたのはロマンポルノ時代(『暴行切り裂きジャック』〜『レイプ25時 暴姦』)だと思うが、本作はその路線を準備する習作のように見える。これはこれで大いにおもしろい。特に序盤〜中盤にかけての、セリフではなく仕草でストーリーを転がしていく感じはいい。

 舞台はどこかわからないが米軍の基地が近くにあるという設定で、おそらくそのためにかなり大きい飛行音がたびたび意識的に挿入される。この物語の問題意識というのか……つまり暴力の源泉はどこにあるかを暗示する演出ともとれるかもしれない。
 で、後半になると作り手の、愚連隊に対する憐憫が前面に出てくる。それはそれで味だとは思うけれども、彼らが警官を殺してしまい、自分たちの崩壊を覚悟したうえでアジトにとどまることを決意する……というくだりは、どうなんでしょう。ぼくは「渡哲也がやらんでもこいつら終わりやん」と思ってしまって、まあそれを渡哲也がやるところに趣を感じなくもないのだが、なんか復讐劇としてちぐはぐに見えてきてしまった。あと、超クールだった川地民夫のラストの変貌は若干違和感がある。

 真っ赤な革ジャン着て踊る集三枝子は踊りのしょーもなさも含めて素晴らしい。それに比べると正ヒロインたる藤本三重子は、なんか小池百合子みたいな服装でいまひとつだが、「もうこれ以上傷つくことはないのね」と言った彼女の手に、渡哲也が負傷した手を重ねるシーンでの背中には胸を打たれた。
flyone

flyoneの感想・評価

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いわゆる無国籍アクション。だが映画に国籍があったためしがあるだろうか。
Hiromasa

Hiromasaの感想・評価

4.0
こう書くとバカのひとつ覚えみたいだが、濡れ場を見ればわかるようにこの渡哲也は幽霊。『ペイルライダー』ほどではないが奇妙な魅力があるのは「占領」というテーマのせいかもしれない。幽霊渡哲也は最後MPに投降する。
プロハンターの渡哲也が、凌辱されて自殺した妹の仇を伐つために帰国し、犯人である藤竜也らの"野獣"軍団を殲滅していく話。渡哲也が無骨でカッケーのだが、バイクの扱いがいまひとつだったりね。
国内ではvhs止まりでヤフオクで落とせなくてたまたまネットサーフィンで見つけたアメリカ盤DVD.上部にカウンターが入っており、これが英語字幕よりデカい!いい意味でも悪い意味でも長谷部さんらしい作品。狙撃や遊戯シリーズと似てるシーンもあるのに、そうはならない。

ティアドロップのサングラスのレンズに片側はレイプしてる子分達で、
片側は藤竜也と彼女のセックスが映し出されてるのおしゃれだったな、、

この時、藤竜也めちゃめちゃビンタされて高まっており、、(プレイ)

あと、オープニングの尾藤イサオの曲かっこ良かったんですよ。

確かにチンピラ軍団のキャラ作りに
かなり力入ってる様子でした。
誘拐の下りもイキイキしていたけど、
いるか?あれ。
ヒロインの行動がいろいろ迂闊すぎ。

@阿佐ヶ谷ラピュタ
一

一の感想・評価

-
傑作。レイプされた女がビンを割って腕にぶっ刺し自殺する冒頭からただ事ではない。主演の渡哲也より断然極悪非道なチンピラ藤竜也が魅力的。というか明らかに作り手が渡より藤竜也のチンピラ軍団に肩入れしている。こんどの日活ニューアクション特集3本目でついにエンジンかかったかんじ。渡哲也はエロNGだったのか?と邪推するしかないセックスシーンに笑う。
べらし

べらしの感想・評価

3.1
ウギョウェワァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?みたいなヤバいディストーションがかかりまくったエレキギターのような尾藤イサオのシャウトで始まる本作。
ラストの銃撃戦ではなんと腕が飛ぶ!肉片(コンビーフっぽい)が飛び散る!内臓が飛び出る!日活が迷走する!!!

…ただ問題は盗む・殺す・犯すの本能に任せて福生の街(たぶん)をジープで疾駆する藤竜也の悪党どもが魅力すぎるんで真っ当な復讐心の下に渡哲也が彼らをなぶり殺しにしてもカタルシスが生まれないんだよな。松原智恵子的な役割の人もマヌケにしか見えないし。
というわけで、『無頼』シリーズから『野良猫ロック』に至るまでの過渡期的な作品です
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