このレビューはネタバレを含みます
ジム・ジャームッシュが面白くて他のオフビート映画を探してたら知った作品(監督)。
まさに求めていたオフビート映画だったし、フィンランドという舞台の影響もあってか、ジム・ジャームッシュより更に無機質…
・ナンセンスコメディの可笑しみが極まっていて、そこにラジオから聴こえてくる現実の侵略戦争へのレジスタンスも込められている。こんなの素晴らしい映画だとしかもう言いようがない。
・アンサと女友達、ホラッ…
アキ・カウリスマキの作品は非常に好みだ。
音楽や色彩の華やかさとは裏腹にロシアウクライナ侵攻に対するアンチテーゼや無機質な表情から生み出されるシュールさ。
このギャップには唯一無二の魅力があると言わ…
なんとなく北欧の国って、
豊かと勝手にイメージしていた。
アルコール依存性、貧困、理不尽な解雇、連絡はスマホのようなガラケーのような。
過去の話のような、現代の話のような。北欧の話なのに昭和の香り…
退院してあの2人が立って待っててくれて、ウインクしてくれたらかなり嬉しい🐕
フィンランド 貧困
フィンランド 格差
ってめっちゃ調べたけど、私が見たかったような情報がなかった
各サイトで日本より…
めちゃくちゃ好きだ
シュールな漫才のような
1人で見たのもあったけど結構笑った
悲惨な現実が冗談みたいに描かれていて
静かに力強く生きていく2人の不器用な愛
作業着、部屋の壁、カラオケ全部の色…
現代のヘルシンキを舞台にした作品。
ロシア、ウクライナ戦況のラジオ放送と共に陽光の差さない寒々しく暗い世界のなか、2人は出会う。
アンサはスーパーの品出しの仕事をしている独身女性。
心を無にして…
ちょっとした絶望を抱えながらもちゃんと生きる。世界のどこかに巣食う残酷に時々足を取られながらも日常をこなす。平凡で普遍的な人間の生活を丁寧に描いていて、人に向き合ってきた作家なんだとわかる。
こんな…
みんな終始笑わないし、貧乏で仕事も安定しないし、個人的不運にも見舞われる。
それでも、なんだか幸福感に包まれる。
アキ監督の映画は強烈においしい特別はものではなく、寒い外でいただく豚汁のような体に…
© Sputnik Photo: Malla Hukkanen