"無関心の恐怖"がこれでもかと突きつけられる映画。下手なホラーよりも怖かった。
何気ない日常の裏にある残酷さがじわじわ迫ってきて、めちゃくちゃゾッとする。
登場人物たちは淡々と暮らしてるのに、そのす…
決して明示しない虐殺、というのが当時のドイツ人にとってもはや日常と化していたのかなぁと想像を掻き立てるような作りになっていて、本当によくできているな……と(変な言い方になってしまうけど)感心しました…
>>続きを読む25.8.2715本目
アウシュヴィッツの事は事前に調べて挑んだこの映画。壁隔てて普通の日常を送る人々。
所々で見える悲惨さを想像させる映像。
あそこで何が行われてたのかを知った上で壁の向こうで…
伝えたいことはわかる。
象徴的なシーンも複数あった(「理想的な」家族の団欒シーンの壁の後ろで、ユダヤ人を運ぶ蒸気機関車が走っていたり...)
しかし、映画全体を通して、「魅せ方」があまり上手くない…
ほうほう。
起承転結も、セリフがほぼない。
それでいて、その世界を堪能せよと?
美術作品のような、音や描写で訴えてくる映画作品となっていますね。
(私はそんな評論するような偉い人間ではないけど。…
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