フドイナザーロフ監督、1991年の長編デビュー作。白黒。
祖母と暮らす兄17歳と弟7歳が、遠くで暮らす父を訪ねるロードムービー。
お父さんに会いたくて、ではない理由が面白かった。お父さんの…
"おい 土を食うな"
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バフティヤル・フドイナザーロフ監督特集上映にて
「土を食べる癖」をやめない弟アザマットを繰り返し叱る兄ファルーの天丼展開、和やかに談笑していたかと思えば突然取っ組み…
こちらも本当に素晴らしかった。汽車という大きな動きに色んなものが並走する感じ。山間の狭い線路で休んでいた馬が、汽車につられて走り出す足音にパーカッションの音がシームレスにかさなっていくところとか、素…
>>続きを読む不自由な環境から逃れようともがく兄の物語でした。
祖母と幼い弟と暮らす青年ファルー。刑務所へ違法な差し入れをする運び屋の手伝いをしています。
弟はデブチンのあだ名が付くほどの食いしん坊。言う事をな…
いくつになっても男は幼稚で自分勝手。そんな私も、機関車とトラクターがチェイスとなれば胸が高鳴るアザマットマックス。馬、自転車、オートバイ、ボート、身体を遠くへと運んでくれる乗り物の先にある期待と、銀…
>>続きを読む人生で観ておいて損はない!と言いたくなるタイプの映画。
でも子供嫌いには刺さらないかも?デブちんの一挙一動を楽しめるかどうかが肝。
ケーキを食べる姿が平和の象徴すぎて一生餌付けしたくなる。
安穏と…
水面のきらめきがタルコフスキー『僕の村は戦場だった』を連想させてくるほど美しく眼福だった。弟にジャンケンしようと自分から提案したくせに三回連続で負けたら「もういいよ」と余裕ぶりながら不貞腐れる少年の…
>>続きを読む最初の煙突から降りてくるシーンから良い
カーテンから見えるヘリコプター
自転車で玉突き事故起こすシーン
跳ねる水飛沫
機関車とトラクター?の競争と寸前の停止
ポット売りが家から入り出てくるシーン
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