ビクトル・エリセのどこが好きなのか、今回再認識した。
カットの絵としてのバランスと美しさのために、ずっと見ていられるということ。ものすごいセンスなんだよね。
眼福でした。
それから、台詞に無駄と陳…
「マルメロの陽光」公開時に劇場に足を運ばなかったことを後悔し続けていた自分にビクトル•エリセ監督作品の新作を劇場で観る機会が再び訪れてくれた、それがまず何より嬉しかった。
そして、そんな30年越しの…
冒頭、面白そうな物語だな、と思っていたら、それが劇中劇「別れのまなざし」で失踪事件の起きた映画だった。
失踪した親友を探す過程で、思い出の場所やかつての知人に出会い、ミゲルは自分の人生を振り返る。…
「私はアナです」って言ってアナ・トレント笑わなかったかな。あまりに有名な台詞すぎて。笑
主人公のおじいさん二人はどちらもエリセなんだろう。
分裂した自己の夢をこの世を去る前に遺しておきたかったのか…
冗長だった。始まってエリセだなぁと思ってたら劇中映画で意表つかれた。映画を作る中で自分を見失ったエリセ自身と重ねてるのかな。フリオの家の前のベンチが綺麗だった。アナと再開して「私はアナよ」と繰り返し…
>>続きを読む結末に触れてしまうから詳しくは書かないけど、この瞬間に誰を、何を映すかの選択が完璧過ぎるし、その通史的ともいえるクローズアップには過去が映りまくっていて、ちょっと怖く言うと見える、みたいな感じ。それ…
>>続きを読む映画撮影中に失踪した俳優であり、友人を探すストーリー。
ミステリー要素は少なく、フリオを見つけたあとも干渉しすぎることはなく穏やかな時間を過ごしていたことが良かった。
それぞれの登場人物が確かな感…
あんまし見る機会なくて今回初めてビクトル・エリセ見た。上映時間調べてなかったからもしれんが長っ。小説かなと思うレベルの重厚な語り口。見る小説。もういっそのこと小説にしちゃえよ。消えた俳優の設定と映画…
>>続きを読む© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.