ビクトル・エリセの作品は、『ミツバチのささやき』と『エル・スール』を鑑賞済み。
エリセの作品の良さは、私小説風な視点で「理解できない」ものを描くところだと思っていた。それは親だったり、友人だったり…
映画界で色々な苦労をしてるであろう80歳の寡作な作家がまだこれほど純粋に映画を信じてる事に感動する。
モンタージュの力、ショットの力を愚直に信じ抜いてなければこうは撮れないんじゃないか。
海辺のテラ…
ビクトル・エリセ、31年振りの新作。
寡作の映画監督ながら、作品のクオリティは極めて高い。本作には、先ず過去作とは異なる格調と時代感覚が感じられた
そうは言っても、ここまで座談というのか、人物たち…
不安定な時代にこそ、素晴らしい作品が生まれやすいと感じるが、「瞳を閉じて」はそれを体現している。カウリスマキの「枯れ葉」にも通づるがエリセがカムバックした理由のひとつに「戦争」が挙げられると思う。カ…
>>続きを読むデジタル・エリセ
劇中映画は16mm らしいが。
これはもうジョルジュ・ド・ラ・トゥールでは全然ない。
はためく白いシーツもトラックアップも風も光も、デジタルでは凡庸この上ない。
ヨーロピアン・ヴィ…
ビクトル・エリセの31年ぶりの新作。これまでの2本の劇映画よりもわかりやすいストーリーを持ってきたところが、少しだけ気に入らない。けれど、しっかりと人生の奥深いところをテーマに据えて、しかもそれを淡…
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