含蓄に富んだ邦題はオリジナル通りなのか違うのか分からないが素晴らしいもので、その語感から最初にイメージしたのは戦没者式典かなんかで政治家がもったいぶった偽善的な演説を垂れている光景だったが、映画を見…
>>続きを読む母性のディストピアすぎる。第二次世界大戦中のソ連が舞台なのに、完全に現代日本のヒキニートの話なのがヤバい。幼なじみ(元カノ)の結婚を無精髭ボーボーで傍観する陰キャ、みたいなシチュエーション、近年のポ…
>>続きを読む黄金色の麦畑。
馬橇での雪中出征。
列車車窓からの勝利終戦。馬上の松明。
映画としての力強さの中、共犯関係に陥ってしまった母子の悲劇。
母親、ノンナ・モルジュコーワが名演。
神父に「懺悔に来たのか…
死んだと思ってた長男が生きて帰ってきて徴兵拒否してる次男を匿っているので都合が悪いのでみんな追い出しちゃうお母さん。なんか不幸すぎて途中で笑えてきちゃったけど、戦争終結を伝える馬のシーンはやはり感動…
>>続きを読む戦争のもたらす悲劇が全く違う角度から描かれていて、本のクオリティの高さが半端ではなかった。
当時としてはやはり罪深い行動だったのかもしれないが、人間の本質としては咎められない行動だと思うし、母親とし…
親子による危険な共犯関係はやがて来すべくして破綻を来し、その空虚さが最後の最後で重くのしかかる。たとえ終戦を迎えようとも幸福的着地をみせないところがいかにもチュフライらしいが、ある人物が少しだけ幸せ…
>>続きを読むグレゴリー・チュフライ監督特集2本目。
この監督の作品は「誓いの休暇」しか観たことなかったので嬉しい!
これもまた第二次世界大戦時のソ連。戦争による母親と息子の悲劇。
夫を戦争で亡くし、長男は…