三隈研次の「剣三部作」の1つ。
原作は三島由紀夫の短編らしい…小説が発表されて5ヶ月で映画化されてる。市川雷蔵が原作を読んで映画化を熱望し実現したらしい…
大学の剣道部、ストイックに優勝を目指す…
川津祐介が対等になった、と言ってから市川雷蔵と会話をすることが一度もないという所が凄い。白飛びしたようなスクリーンプロセスも衝撃的だが、ラストのゆっくりとしたズームアウトの突き放しも凄まじい。市川…
>>続きを読む三隈研次のアプレ映画はなかなか……味わい深いということにしておこうか。川津祐介までいて誰得というかまさにわし得映画であった(「市川雷蔵の大学生厳しいよ」と聞こえてきた母親の声は無視)。
しかしこの映…
堅物の剣道部キャプテンが自分の正しさを示そうする話。
市川雷蔵がかっこよくて面白かったが、話としてはどうかと思う。
死んでしまっては、雷蔵に着いてきた後輩は報われないだろう。
それともみんなが海…
国分の父親、監督、賀川も、国分に対しての愛情が感じられる。
賀川は、国分の為にと、自己犠牲の精神すら感じてしまう。
【そんなに純粋に生きるのは、ズルい】
という気持ちは誰しも持つものだと思うし、…
他の青春映画みたいに「若さ」が描かれつつも、将来への漠然とした不安などはつまらないと断絶するような無垢な(無知な)純然さが面白い。
普通ならいろいろ挫けても模索しながら自分を見出だす姿に感動するも…