利休に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『利休』に投稿された感想・評価

4.5

勅使河原のお家芸・草月流の贅沢な美術セットに贅沢なスタッフ、キャストを存分に使いつつ、それを見せびらかさないところが、「いかなる名器・名物もあってないものにするのが、果てしない茶の道」という利休のセ…

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このレビューはネタバレを含みます

原作は野上彌生子の「秀吉と利休」からきており、タイトル通りこの二人を対比的に描いている。

特に長次郎作の黒楽と赤楽は有名な対比であり、シックな黒釉に覆われ華やかさがないがその中に抹茶の緑が映える黒…

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勅使河原宏監督『利休』(1989)

人生、としての作法ー

茶道が如何に戦国時代の"コミュニティ"や"休息地"として機能していたかを知られる。

あらゆるところに、フレーミングの美学/演出の作法、…

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このレビューはネタバレを含みます

歴史ドラマというものは、厳然とした歴史の流れがあらかじめ決まってしまっているから、物語の筋がどうなるのかを楽しむ余地は少ないものです。
織田信長の後には豊臣秀吉が、秀吉の後には徳川家康が天下を獲る定…

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野上彌生子の「秀吉と利休」を勅使河原宏が映画化。美術、衣装、音楽と第一級スタッフを揃えた。三國の利休、山崎の秀吉。
新宿松竹にて
お点前の映像が、実際に私がやっていた頃と同じ緊張感を感じられるくらい、震えや角度の付け方などを映し取っていて、見入ってしまった。
梅を活けるシーンが好きです
Kota
5.0

勅使河原宏監督作。本物の長次郎(赤樂)、本物の織部。小道具の迫力がまあ凄い、それに負けぬ俳優らの迫真の演技も見事である。映像も音楽も幽玄で良い、敢へてチェロなのが良い。近頃はかういつた本格派の日本映…

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nori8
4.2

同年に公開されたという【千利休 本覺坊遺文】も続けて見た為もあって、歴史に詳しくない自分でもこの時代の利休と秀吉の関係がよく分かった。
全く正反対のセンスを持っていただろう利休が秀吉の傲慢なセンスの…

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安土桃山美術が大好物な自分にとっては、名品、国宝のオンパレードで、映像だけで見る価値充分。三國連太郎と山崎努。大好きな題材ということもあり、見応え充分だった。
xxxx
4.1

見終わった後に「凄いものをみたなあ…」と雪が降った日の屋外のようなシンとした雰囲気があるなと最近名作と言われる映画を見てよく思う。本作もそれにあたる作品だった。

正直序盤はあまり関心の湧かない舞台…

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