何か大きな事件が起こるものではなく、「街の上で」などのように、誰かの人生を覗き見ているかのような映画が好きなわたしにとって、本作はとても面白く、見応えのある映画でした。
様々な伏線を回収し、不思議…
『大学院は出たけれど』いまいち鳴かず飛ばずの脚本家志望の青年が、家賃をはじめ物価の高い北京で弔辞の台本を書いたりささやかな仕事で食いつなぎながら、自分のやりたいことはなにかを探し当てる物語。
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普通人也可以当主角
特別と普通の狭間で故人を多面的に受け止めながら、役目は何か、自分の気持ちが向かうのはどこか問い続ける物語。
テンプレートでは収まらない他人の人生。
別れを起点とした弔辞の代筆と…
脚本家として成功するという夢にやぶれた男性が弔辞の代筆業を通じて成長する姿を描いた中国発の本作では、様々な境遇の依頼主たちとの交流を通して、主人公ウェンの中で止まっていた時間がゆっくりと進みだす様が…
>>続きを読む観ました。
こんな静かに流れるような作品久々かも。
弔辞のあり方が日本とは少し違うのかな。
いろんな人生に寄り添い言葉に表すって簡単に出来ないよね。
「普通」であることへの劣等感。
普通な日常…
あらすじに惹かれて鑑賞しました。
落ち着いたトーンの映像は凪のようで、これはこれでとても美しかったのですが、ストーリーは余白が多いように感じて掴みきれない部分が残ったのが心残り……。
中国と日本の…
会ったことがない・今後も会うことはない人へ言葉を紡ぐ人。自分が作り出す世界よりも更新されることがない世界を言葉にする。どれだけ愛や感謝を述べても讃えても届かない言葉たちを作り上げる。
主人公の物静か…
好きですとても
予告とポスター見て想像していたものとは違ったんだけど、それはそれでよかった
全体の台詞に棘がないというか、すっと入ってくる
主人公ウェンの佇まいと控えめな雰囲気と、人との接し方…
「人の世の煙と火」
温かい気持ちになり、気負わず誠実に生きていたいと思える穏やかな再生の物語。
エンドロールでの猫のエピソードもほっこりする。
原題『不虚此行』は「この旅は無駄ではなかった」という意…
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