雨の降る部屋、消えない蝋燭。出てくるモチーフはどれも極めて魅惑的だが、一つ一つ取り上げて考える気力は湧かなかった。漠然と思い出したのは女性と水の近しさで、なんだかイタリアの内省的な面を見たように思う…
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圧倒的な映像。
どのシーンも絵画のような美。
ハンマースホイの絵に似た、陰影と計算され尽くした画角。
そして、難解なストーリー…いや、ストーリーを追っても多分意味がない。
詩人が亡き音楽家の足跡を辿…
こんな難解映画だったのかー。映像の美しさはさて置き、難しかった。描かれたものの中で印象的なのは、水(雨、雨漏り、水たまり、温泉、小川、ほぼ絶え間なく聞こえる水の音)、蝋燭と蝋燭の火、「自由」という言…
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