“世界が意味を失っても私は祈る。”
灰に埋もれ、霧が消えた。今日も聖母に身を捧げ、愛を誓い、”焔の様な祈り”を豊饒の天に捧げる。頭にへばりつく過去の罪も、手元にある血も、その刹那は許され、黄泉からも…
人生が、向こうから問いかけてくるような映画。まるで一遍の美しい詩を読み聞かされているような映像美。とても言葉が追いつかないので、観て、としか言えない。が、見返すたびに人としての成長過程でフックにかか…
>>続きを読む何度か観ている。その度に作中のどこかで眠っている。だからもし一度だけならこうして感想書くことも許し難いことなのかもしれないのだけど、それぞれを繋ぎあわせて全編分として考えれば良いかな…眠るのはこの作…
>>続きを読む背景や空間、そこに在るモチーフ、光と影など緻密に意識されていてとても絵画的に感じた。
特に雨や水溜りなどの水の表現は
映像も音もとても好き。
視覚や聴覚の感覚的な刺激から、触れてもいない空気の匂い…
テーマは郷愁らしいがそれについてはサッパリ。
ずっと内省的で退屈な話だけど、神経質なくらいシンメトリー構図と長回しカットを多用した画作りが美しくてよかった。
好きなジメジメ感!
窓を伝う雨だれの影…
©1983 RAI-Radiotelevisione Italiana.LICENSED BY RAI COM S.p.A.-Roma-Italy, All Right Reserved.